おき火に炭を、火にたきぎをくべるように、争い好きな人は争いをかき立てる。陰口をたたく者のことばは、おいしい食べ物のようだ。腹の奥に下っていく。
ある婦人が神父を訪ね、自分が他人のうわさをあちらこちらと立てながら歩き回っていたことを告白しました。すると神父は懺悔に対するしるしとして、「市場へ行って羽の抜いていない鶏一羽を買い、帰り道に鶏の羽を一つずつ抜いて捨てなさい。」と言いました。
懺悔にしてはとても奇妙な行為だと思いましたが、その婦人は言われたとおりにしました。彼女が戻って来るとすぐ、一度神父は彼女の従順さに対してほめてあげました。そして次のように言いました。
「それではあなたの懺悔のための最後の作業を伝えます。戻って行きそれらの羽を拾い集めてください。」
神父の言葉に婦人はとても驚き、「不可能です。」と言いました。
「はい、そのとおりです。あなたが隣人へ言いふらした悪口も再び拾い集めることはできません。それは人の口から口へ非常に速く伝えられてしまうため、あなたが拾い集めふさごうとしてもそれはできないのです。ですから、これからはあなたが言うすべての言葉に慎重となり注意しなさい。」 - 純福音家族新聞(ソウル)