あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。
昔、一見したところ姿かたちかっこうも良く、元気で力強く見える木が一本立っていました。ところが、風がひどく吹いて来るとその木はたいへんひどく揺さぶられました。それで、その木は自ら新しい木の枝を成長させて、ずっと強くて安全に見えるようにしました。しかし、台風が強風とともに暴れまくる時には、根まで揺り動かされて、横にいる木の助けがなければ折れてしまうところでした。
その木が衝撃からふたたび立ち返った時、自分を助けてくれた横に立っている木に対して、どうやってそんなにも強く立っていることができるのか尋ねると、その横に立っている木はこのように答えました。「あ~、それはとても簡単なことだよ。君が新しい枝をつくるために夢中だった間に、自分は根を更に深く下ろしたんだ。」
私たちもこれと似た面があります。最近では外見に対する至上主義が世に蔓延しながら、人々が自分の外見を飾ることに力を注ぎ、ブランド品、名品をからだにまとう努力をしています。このような飾りが自分を強固につくってはくれません。たとえ強く見えるかも知れなくても、いざ苦難という風が吹くと、あちらこちらへと揺り動かされるしかありません。しかし、私たちが信仰という根を深く下ろしているのならば、そのどんな苦難の風が吹いて来たとしても、神様に頼って、揺り動かされず、苦難に耐え抜いてくことができます。 - 純福音家族新聞(ソウル)