神である主が義と賛美とを全ての国の前に芽生えさせる ー イザヤ61:11

愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。 第三ヨハネ 二節

箴言27:9

2015年06月22日 00:05

香油と香料は心を喜ばせ、友の慰めはたましいを力づける。

良き友は、私たちへの慰めの元となる人です。聖書は、良い時があれば危険な時もあると言っています。「友はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。」(箴言17:17)良き友とは、忠告を与えることができる人です。

イギリスの有名な牧師チャールズ・スポルジョンは、幼い時から牧師であるお爺さんのもとで育ちました。当時、お爺さんが牧会をしていたステンフォルン教会の青年ロードゥズは、過剰な喫煙と飲酒で多くの教会員を悩ませていました。お爺さんはこのことについてひどく心配しました。

その時、幼いスポルジョンはお爺さんへ『心配しないで!自分がその酒飲みをいないようにしてみせるよ。』と言いました。お爺さんは、思慮分別の無い話だとして、そのまま孫を放っておきました。ところで、何日か経ったある日、青年がお爺さんを尋ねて来ました。

彼は、「牧師様。その間、心配をおかけして済みませんでした。何日か前、私が居酒屋にいたのですが、牧師様の小さなお孫さんがやってきて、すぐに言った言葉が、『私なら牧師様を心配掛けるようにはしません。私はむしろあなたのために恥ずかしいんです。』と言うではないですか。初めは腹が立ちましたが、よく考えてみると、お孫さんの言う話が正しかったのです。自分は静かな場所を探して行って、主の前に膝まづいて赦しを願いました。そして、これからは酒飲みだった自分はその日、死にました。今日は牧師様に赦しを乞うためにやって来ました。」と言いました。その後、ロードゥズの人生は変化し、スポルジョンとは良き友になったのです。

この世では真実の友は多くありません。心に何のわだかまりもなく、わけへだてなくつきあえる友を持つ人は本当に幸福な人です。そんな友が、時には聞くのもいやなお叱りごとを言い、忠告をしても、それが少しも恨めしくもなく、ただありがたく思えるようになります。本当の友は、真心から忠告をしてくれるからです。

そして、友の忠告を喜んで受け入れることにより、私たちの人生は正しく美しく変化されるのです。忠告は人の心を喜ばせることができるのです。その中で友の真心からの忠告は、更に美しいのです。良き友は、辛く当たることを言って驚かせることも、またまったく緩まないことも、まったく話をしないこともあります。

良き友は、若干ひと味違います。それぞれ自分のことをするのにも、意図は同じです。別の道を行くのにも、方向は同じです。ですから、離れていても心が通じ、共にいればなおさら光が放たれるのです。

 - 純福音家族新聞(ソウル)