神である主が義と賛美とを全ての国の前に芽生えさせる ー イザヤ61:11

愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。 第三ヨハネ 二節

詩篇128:1~2

2015年06月19日 00:01

幸いなことよ。すべて主を恐れ、主の道を歩む者は。あなたは、自分の手の勤労の実を食べるとき、幸福で、しあわせであろう。

アメリカのマサチューセッツ州で生まれたロバート・ゴッダード氏(1882~1945)の話です。

彼の夢は、山を越え海の上を渡る単なる飛行機程度のものでなく、月まで行くことのできる飛行機をつくることでした。ロバートは、幼い時からH.G.ウェルズの『宇宙戦争』という小説に深くはまっていました。そのおかげで、学校へ入学するとすぐにロケットを設計し始めました。

彼は地球から月までの遠距離を旅行できる燃料をつくるために、毎日爆音を出してものすごい臭いを漂わせていました。ですから、彼は自分の住んでいたウィスター村の厄介ものであったのでした。一度は我慢できなくなった村人たちが、彼を裁判に訴えてしまったこともありました。

この事件のことを、当時のニューヨークタイムズ(1920年1月13日付け)は、彼を『月へ着陸するという妄想にふける愚かな者』と非難しました。月へロケットを飛ばすという彼の考えを聞いた人たちは、彼に前を争って月へ連れて行ってくれと言いながら嘲弄しました。

そのことに戸惑いを感じた彼は、それでも研究をし続け、ロケットをつくり個人的に様々な他の燃料を使用する実験をしました。そして1926年、マサチューセッツにある彼のおばのイチゴ農場で、コナードは最初の長さ3メートルの液体燃料ロケット「ネル」を発射しました。このロケットは、かろうじて二階建ての家の高さに相当する12メートルくらいまで飛び上がったのでした。しかし、これは月や遠い宇宙まで行く旅行の始まりを知らせる発火点となったのです。

1964年、最初にアームストロングをはじめとする宇宙航空士たちが月へ着陸する時、ニューヨークタイムズは彼へお詫びの文書を掲載したほどでした。アメリカのロケットの父と呼ばれる物理学者ロバート・ゴッダードは、次のように言いました-『どんなことが不可能であるということは難しいことだ。なぜなら、きのうの夢が今日の希望であり、明日の現実であるのだから。』

夢は私たちの未来を開く道具です。私たちが夢を見続けるなら、神様は必ず成し遂げてくださります。 - 純福音家族新聞(ソウル)