神である主が義と賛美とを全ての国の前に芽生えさせる ー イザヤ61:11

愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。 第三ヨハネ 二節

箴言10:19~21

2015年08月01日 00:28

ことば数が多いところには、そむきの罪がつきもの。自分のくちびるを制する者は思慮がある。正しい者の舌はえり抜きの銀。悪者の心は価値がない。正しい者のくちびるは多くの人を養い、愚か者は思慮がないために死ぬ。

人によって、自分の長所が最大の弱点になりうることもあり、反対に弱点が最大の長所になりうることもあります。

マルクス・キケロはローマ帝国時代の最高の雄弁家でした。彼は秀でた雄弁さのおかげで、ローマで初めて『祖国の父』の称号を受け、執政官の官職にまで上がるようになりました。名声が高くなり、彼はさらに雄弁術に力を傾けていきました。そして古代ギリシャで一番優れた雄弁家デモステネスと双璧を成すほど高い境地につくようになりました。しかし、雄弁術に符合するほどの人格を備えることのできない人でした。彼は自分の話術のみ信じ、他人の中傷にためらわず自画自賛する癖が日ごとにひどくなっていったのです。結局彼は、末年に「肉体が頑丈なだけが取り柄の無教養人で、酒に酔いしれ下品な娼婦と馬鹿騒ぎするしか能のない、剣闘士並みの男」と彼が評したマルクス・アントニウスから恨まれ暗殺されてしまいました。 ー純福音家族新聞(ソウル)